私は20年前に来日したドイツ整形外科靴マイスターです。靴医学先進国のドイツでは約100年の歴史がある職業です。ドイツはひも靴を自分で脱ぎ履きできないと幼稚園に入園できないくらい、靴教育が進んでいます。
今にわかインソールブームですがドイツでは、足に合った中敷きを私のような整形外科靴マイスターが足と靴に合わせて、それぞれの方の足部分析した上で材料も選び、医師と連携し製作しています。
靴(木型)を眼鏡のフレームとして、レンズを中敷き、眼を足と考えて下さい。それぞれの木型に合わせて中敷きも調整し、眼鏡をかけている間は目がきちんと見えるように、それ以上足の状態を悪くならないように調整するのが中敷きであるレンズです。
ひもやベルトでしっかりと固定し装着してこそ靴と中敷きの効果が生かされます。靴や中敷きの製作調整技術や知識を
持たない方が安易にインソールを売られているのを見聞すると本当にびっくりします。