整形外科靴マイスター
ルッツ・ベーレさん
みなさん、マイスターって聞いたことがありますか?
田舎マイスターとか、登山マイスターなんて私は聞いたことがありますが、それとは違います!
ドイツのマイスターとはプロの中のプロ!
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「マイスター」とは国家資格「ゲゼレ」を取得したのち、さらなるキャリアアップや起業に向けて、各業種のプロフェッショナルの中でも師匠のような立場を目指すための資格を指します。
技術力の向上はもちろんのこと、商業的・ビジネス上の知識を習得し、後輩を育てる立場になることも。
そのため、技術力だけでなく経営学・教育学・開発力について学ぶことが必要となります。
歴史を振り返れば、ドイツでは既に中世から手工業者の同業組合組があり、その正規会員になるためには、マイスターに付いて見習いとして修行し、一定期間職人として働いた上で、マイスター試験に合格する必要があります。
う〜ん、すごく大変だ、、、
マイスター資格は主に「手工業マイスター」と「工業マイスター」の2種類があります。
手工業マイスターには、製菓や製パン、ハム・ソーセージの食品加工、義肢装具や木工家具など。マイスター取得後は、起業するケースも多く、工業マイスターは昔からある手工業に、産業革命や大量生産型によって機械化されたものとを組み込んだ形で発展してきたもので、自動車整備士、産業機械工、電気設備工などがあリます。昨今はインダストリー4.0の影響を受け人気のある職種でもあり、マイスター取得後は企業に勤めることも多いようです。
また、最近では営業や販売業のプロを目指す「営業・販売系マイスター」というジャンルがあるなど、今日のドイツ企業はこのマイスター制度によって輩出されたプロフェッショナル達に支えられているとのこと。
(上記:ドイツニュースダイジェスト・ドイツのマイスター制度についてから抜粋)
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